井上孝紀建築設計事務所 (a・i sekkei ∋) : 井上孝紀 (一級建築士) 

ポートレート写真

料理が板前やシェフによって作られるように、家・建物が大工や工務店によって作られると思われるケースがまだまだ多いようです(設計者の仕事は大工や工務店の下請けだと思われています)。

 さて、腕のいい板前やシェフは見た目も味も良い料理を作ってくれますが、家・建物の場合はそうはいきません。実際には腕のいい大工や工務店と、腕のいい設計者の両方が必要になります。そもそも大工や工務店の持つ施工者の資格免許と設計者の資格免許では専門が全く違うからです。 

 良い家・建物を得る第一歩は、腕が良く信頼できる設計者と、同じく腕が良く信頼できる大工・工務店の両方を選ぶことです。設計者が下請けであってはその力を十分に発揮できませんからよい設計が出来る道理がありません。それでは一生一度の買い物をより良いものにするチャンスを自ら逃している様なものです(大工が建築士免許を持っていたり、工務店に建築士がいたりする場合はその方に依頼する方法もあるでしょう)。

  家・建物の価値は掛けた金額ではなく設計によって本当に大きく変わります。誰に設計を依頼するかは、過去に設計した建物を調べたり、その人に会ってみるなどしてしっかり見極めてください。皆様が良い家・建物を得られますように。また、この文章を読んでくださった方と良いご縁が得られますように。

〈山形新聞社の「まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ」に紹介ページがあります。そちらもご覧ください。〉